ベートーヴェン:交響曲第3番(T-rax盤)

T-rax盤の,ベートーヴェン作曲交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」です.録音データが無く,1998年か99年にウィーンで収録というところまでです.明るい響きで快活に開始します.録音場所はホールでしょうか,拡がりのある残響があって豪華さのある響きも感じます.音の間の途切れが少ないテヌート気味の歌い方で,流れるように進んでいきます.その中に時々ゴリゴリっと入ってくる低音群がいいアクセントになっています.第2楽章...

ショスタコーヴィチ:交響曲第15番(2011年)

2011年9月27日,ウィーン楽友協会でのライブ録音です.この日は前半がチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番,後半がこの曲.前の2日間はそれぞれショスタコーヴィチの交響曲第5番,第10番をメインに据えたプログラムで,この3日間を座席の位置を変えて生で味わってきました.第15番の時はステージの上に作られたわずかな座席で,曲を楽しむよりは指揮姿を一点凝視で堪能してきました.You tubeでも見ることのできる演奏会で,我々...

ショスタコーヴィチ:交響曲第1番&第15番(1996年)

ショスタコーヴィチの交響曲2曲です.1,交響曲第1番ヘ短調作品102,交響曲第15番イ長調作品141順に1996年4月15日,16日の2日間でモスクワ放送第5スタジオでの収録です.どちらの演奏も溌溂とした勢いがあり,澱みない流れが印象的です.第1番は弾力性に富む音質がその先に来たるものへのワクワク感を醸しています.次の音が待ち遠しい!といった雰囲気を感じさせてきます.この曲はそんな聴き方をする曲でもないように感じます...

スメタナ:連作交響詩「わが祖国」

スメタナの連作交響詩「わが祖国」,1986年の録音です.武骨な逞しさに満ち,濃厚濃密な響きで押し通される異次元な6曲.優雅とか繊細といったこの曲らしい表現はあてはまらず,激しい場面は川ではなくまるで冬の荒れた海.しかしながら起伏の激しいこの演奏はまさに自然の姿であり,生々しさむき出しでこの曲に挑むのも悪くないと思わせてくれる演奏でもあります.ちなみに私の中での定番は,クーベリックとバイエルン放送響の198...

リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」(1994年)他

引越し作業中から聴きに聴きまくり,抜け出せなくなったディスクです.1,リムスキー・コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」作品352,グラズノフ バレエ組曲「ライモンダ」作品57より9曲1994年5月20,21日にモスクワ放送局大ホールで収録されています.「シェエラザード」は中学の時から大好きな曲で,幾多の素晴らしい演奏を聴いてきました.この演奏は以前の評ではずいぶん辛口に書いていたのですが,今回あらためて聴いて...